「多くの経験が、今の自分をつくった」

代表取締役社長 松原弘和 PROFILE

入社から現在までの歩み

私は入社当初、ソフトウェア販売に関する開発業務に携わっていました。その後、株式会社マツバラとして新たに精密鋳造の分野に挑戦し、電気炉によるステンレス鋳鋼の溶解・生産体制を構築。(現在は中止しております)

グローバル化の波を受け、海外展開が重要になる中で、当社としてアメリカに営業担当者を常駐させる決断を下しました。私自身も、結婚直後に現地へ渡航。英語を学びながら、鋳物の営業活動、さらにはグループ会社が扱う副資材の輸入業務にも従事しました。

帰国後は営業部に配属され、引き続き海外副資材の販売や、鋳鉄・鋳造製品の国内外営業を担当しました。のちに社内のマネジメント体制の見直しを経て、総務部長、専務、副社長を歴任し、現在は株式会社マツバラ 代表取締役社長として、経営全般を担っています。

現在の業務内容

代表取締役社長として、会社全体の方向性を定め、社員が安心して働ける職場づくりに力を入れています。岐阜を拠点に、当社が長年培ってきた鋳物・鋳鉄製品の製造技術を活かしながら、より良い未来を目指しています。

また、今でもグループ会社が輸入する副資材の在庫管理・販売業務は私が直接担当しており、現場と密接に関わり続けることを大切にしています。副資材関連のグローバル調達と販売管理は、株式会社マツバラの競争力の一つでもあります。

これまでで最もやりがいを感じた仕事

どの業務もやりがいがありますが、自分を大きく変えた経験は、やはりアメリカでの駐在経験です。異文化の中での鋳物製品営業や輸入業務、現地顧客との関係構築は大きな挑戦でした。

言葉も文化も異なる中での実践を通じて、広い視野と柔軟な思考を身につけることができました。鋳造業を国際市場でどう展開するかという視点は、この経験を通して養われたものです。

自らの強み

「誰とでも楽しく話ができること」――これは自分自身の一番の強みだと考えています。相手がどう感じているかは別として(笑)、人と関わることが好きで、そこから多くの学びを得てきました。

鋳物業界も人とのつながりが非常に重要な業界です。技術と信頼の積み重ねが、仕事の成果につながります。

趣味

趣味はゴルフと釣りです。割合でいえば、ゴルフが90%、釣りが10%。昨年のゴルフの年間アベレージは89と微妙ですが(笑)、楽しんでいます。

釣りは「食べる」目的で、最近は家族と一緒にハゼ釣りを楽しんでいます。釣った魚は自分でさばき、食卓に並べるのが楽しみです。

現在感じている課題

経営者として常に感じているのは、「自分自身をアップグレードし続ける必要がある」ということです。鋳物・鋳鉄業界を取り巻く環境は日々変化しています。

株式会社マツバラがこの金属加工・鋳造の地場産業が盛んな岐阜の地で、これからも選ばれ続ける存在であるために、私自身が成長し続けなければならないと強く感じています。

最後に

「多くの経験が、今の自分をつくった」――そう言えるほど、これまで様々な課題に向き合ってきました。これからも、岐阜から世界へと発信する鋳物企業として、挑戦を続けていきます。

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